2013年4月15日月曜日

SIMCITY 2013 始めました

リリースされて1ヶ月以上経ってますが、 Mac 版の発売日が 2013/6/11 と決まったので早速購入しました。
Windows 版でも、既に買っていれば Mac 版も無料で遊べますので。

今まで僕はシムシティより A 列車で行く派、ポピュラスよりパワーモンガー派でして今回も別に「フーン」としか思ってなかったのですが、交通システムの多彩化といい、シムレベルの微細な観察が可能とあって一気に「うぉぉぉ」となったわけです。

シムには一人一人名前があって、どこからきてどこへ行くのか、職業は、収入は?とディティールがあります。
血を売ってでもスタジアムとセロリを求める、これまでののっぺりとした名無し野郎どもとは違いパワーモンガー派にはたまらんですよね。

早速プレイしてみなければ、ということで。
とはいえ我が家の Windows マシンなんて…。
X2 マシンはゲーム向きだけどディスプレイがいまどき 4:3 だし、うっかり Vista 入れてから起動する気すらしねえよというていたらく。
そういえば半ばジョークで買った i5 ノートがあったなぁ、と思い出したのですが Intel HD Graphics というチップセット内蔵 GPU で果たしてどこまで使えるもんだろうか……と。

結論から言うと、まぁ、動いてます。そこそこゲームにはなってます。
CPU 的には i5 もあれば充分っぽいです。グラフィックスはさすがに残念極まるところで、以下、お写真もそれなりなのでこれ見てガッカリしないでください。
テクスチャレベル、頂点数、ライティング、アンチエイリアス、全てが最低レベルです。
世の中、もっと素晴らしいスクリーンショットがゴロゴロしてます。

はいではどうぞ。


……縮小していればそこそこ見られますね。
それではどんなゲームか、ぜひご覧ください。

このマップは岬の一部を都市として開拓できます。
街の規模はかなり狭いです。ここに工業地帯や商業地域、住宅地、そしてゴミ処理場や上下水道施設を共存させていかねばなりません。
最初は高速道路が一本あるだけですが、最初はこれだけが人を呼び寄せる唯一の方法です。
道路は送電線、上下水道全てのライフラインを兼ねているので、高速を中心に道路網を拡張していきましょう。
治安、公害、そういった要素もありますが、実は交通網のほうがずっとキモだと思います。

治安とは例えば警察や消防ですね。
消防署を作って、消防車を必要数導入しないと街で火事が起きたときに眺めているほかありません。
そういうわけで消防署を作りました。
すると、消防士たちが花火をやりたいと言い出したので許可しました。
そうするとたちどころにこうなります。


花火がきれいだなー。
って隣の建築中の建物が燃えてますね。
燃えているのは、やっと着工した最初の高層建築です。完成したらデパートだったのでしょうかね。
消防士は花火に夢中のため、ビルは燃え続け、翌朝には消し炭になりましたが。
そういえば中国ではお祭りの花火で建築中の高層ビルが燃えたことがありますね。シャレになりません。


火事は実に厄介で、普段あんまり起きないので犯罪などと違って放置しがちです。
ちなみに消防署や警察署は地価に良い影響を与えます。
地価が上がるとお金持ちが住み、買い物するようになります。お店のグレードも上がって市の収入も増えるので重要ですよ。
お金持ちは自分より貧乏人向けの商店では働いてくれないので、労働力のバランスにも配慮する必要があります。
貧乏住宅地の近くに高級商店街ができたり、逆になってしまうのは好ましくありません。
従って後から消防署などを建てると、 このへんのバランスを崩してしまいがちです。

でも……


気をつけていても火事は起きるんですよね。
学校などを作って教育レベルを上げることでも、火事を減らす効果があります。
この地区には小さい小学校が一個しかなくて未就学児童が山ほどいますので、火遊びする輩も多いみたいです。

ちなみにこの火事、消防署の隣のブロックで起きました。
消防署三台が消火にあたりましたが、最終的にこのブロックはほぼ燃えてしまいました。
市長はメニューの中から一生懸命、八百屋お七を祀る神社を探したのですが、見つかりませんでした。

写真はこの時点で五万人程度の街です。
これくらいまで発展すると公害による水不足や電力不足が深刻になってきます。
このゲームは道路の密度を上げる(車線を増やす)と、周辺の建物が高密度化するシステムです。なので、

渋滞が起きる→道路を拡張する→高密度化する→インフラ不足

という流れで、あれよあれよという間にインフラがパンクします。
市庁舎に関連部署を設置することでより高度なインフラを使えるようになりますので、市役所増設に備えて役所の周りには建物を造らないようにしましょう。

あと、シムどもは公共料金を一切払わないようなので、税金でまかなうほかありません。
ああーーー民営化してえーーー水道と電気料金取りてーーーーと思いますが、そこは税率上げてがんばりましょう。
何をするにもお金は必要です。

大体のインフラは土地と金にモノを言わせて解決できるのですが、交通インフラだけはそうもいきません。
こればっかりは頭を使うしかないのです。渋滞してしまうと緊急車輛は通れず、シムは仕事に行く事もできずに商店や施設は閉鎖してしまいます。
以下の写真は失敗例です。

真ん中に商業地帯、右側に住宅地帯があります。
商業地帯のすぐ右側のカーブした道路が渋滞しているのがわかります。
朝からずっとこの調子ですので非常に大きな社会問題ですね。
シムシティでは道路は右側通行です。日本と逆なのでちょっと注意が必要です。
アパートを出たシムたちは一斉に右(写真上方)へ 向かい、左折しようとしますが、右側通行なので左折が厳しくなります。
ほとんどのシムたちは写真中央の商業地域で買い物や仕事をしようとしているのですが、そこまで二度左折するために大渋滞を引き起こす訳です。
住宅地を道路の反対に作っておけばこの事態は避けられたでしょう。

こうなるともう道路の車線を増やすのは焼け石に水というか、逆効果でしかありません。
この場合はもうどうしようもありませんので、交差点を工夫したり右折の道路を追加して乗り切りました。

バイパスはよいアイデアですが、ちゃんとバイパスを作って活用するにはシムシティの運転アルゴリズムをある程度理解する必要があります。
この記事は大変素晴らしいので、ぜひ読んでください。

大変だけど、路面電車も通せるようにレール付きの道路も一本作りましたよ。
しかし、車の絶対量が大きく減ったわけではありません。
ある道路が流れれば別の道路が詰まるわけで——。



しかも今度は前より重症です。大きな施設の前はしばしば渋滞するのでしょうがないと思っていたら……これは酷い。

いかがでしょうか。
この素晴らしいゲームの魅力が少しでも伝わりましたら幸いです。
シムシティ 2013 は EA Origins で 6800 円~ です(ダウンロード版)。
プレイにはインターネット接続環境が必須です。
1ライセンスで複数のPC/Macで遊べます。ただし同時に遊ぶことはできません。

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