2013年8月27日火曜日

Might and Magic X Legacy オープニング日本語訳

(Heroes of Might and Magic 6 の核心に迫る内容が含まれます)

オープニングムービーとナレーションの日本語訳です。
雑な訳なので間違っているかも知れません。大枠では合ってると思いますけど。

パラグラフはムービーの場面切り替わりです。

Opening:

夢というものの意味は Asha だけが知っています。
それは将来の悲劇を警告する予兆なの?
掠れた遠い記憶が、虚無の静寂であげた絶叫なの?
或いは…その両方?
誰かの祖先の、死の願い——ドラゴン達との契約は続いていたのです。

昨夜、私はある出来事の、鮮明なビジョンを夢に見ました。
酷い——思い出したくなくても、消えようとしない。
最後の瞬間の、過酷な弁明...。

物語は今、私達が「ウリエルの裏切り」と呼ぶ出来事から始まります。
今や伝説となった古の戦争ーーただ一度勃発した光の子供達と闇の子供達の戦争です。

大天使長ウリエルは、彼の血族を偉大な戦士や暗殺者を従えた Erebos の策略により虐殺され、その復讐を誓いました。

数世紀の間、ウリエルは憎しみに荒れ、復讐を計画。

第二の食の少し前、ウリエルと彼の審議官は Faceless が古代戦争の火種を再び燻らせようとしている証拠を見せました。

ファルコン皇帝 Liam は偉大な男でしたが大天使のもっともらしい決断に簡単に魅了され、闇の子供達に対する聖戦を布告しました。

そしてウリエルの兄弟であり、最も尊敬され畏れられている古代天使の元帥、大天使ミカエルが、猛攻を指揮するべく死から呼び戻されたのです。

しかしウリエルの計画には致命的な欠陥がありました。
彼は彼自身が企みに利用した人間たちの勇猛さ、物量を少なく見積もっていたのです。

何から何までウリエルの嘘だったと人は理解し、そうしてみればウリエルの言う証拠も賢い作り話に見えました。
殺人、妨害…… Faceless の仕業とされていたことすべてが、ウリエルの仕業でした。

"天使は嘘を吐かない"
そういう諺はあります。
だが天使は真実を言わなければならないという諺はありません。

ウリエルは正義の法廷から逃げ出しましたが——ドラゴンの審判からは逃れられませんでした。
ウリエル、ミカエル、そして Liam 皇帝は第二の食の業火に葬られたのです。

しかし負の遺産は残り、帝国を蝕み続けます。
ウリエルの裏切りの影響が明らかになると、この醜聞はほぼ帝国をばらばらに引き裂いてしまいました。

不信は帝国と同盟国の間で大きくなりました。
異議ある囁きは帝国裁判所の廊下至るところで聞かれました。
そして帝国の国境の外側で、植民地と保護領では独立の叫びが広がりました。

この混沌の洪水をどうにか鎮めようと、 Liam の女子後継者、若き Gwendolyn Falcon 皇帝は保守派の貴族にとりわけ評判の悪い改革を相次いで公布しました。

緊張は Agyn Peninsula にも伝わりました。
かつてのファルコン王冠の宝石、 Savage Sea の Karthal の大港はすぐにでも離反し、Free Cities との緩い同盟に参加しつつあります。

反逆者と帝国守備隊との衝突は繰り返され、略奪者が交易ルートを睨み、海賊が沿岸を襲撃していました。

ある風変わりな冒険者たちが、亡き師の遺志を全うすべく今初めて Peninsula にその脚で立ちました。
やがて伝説として知られるようになる彼らを、かつては単にレイダース(乗っ取り屋)と呼びました。
これは彼らの物語です。





The Narrator:
レイダースという名前は馬鹿にしているのではありません。
それは単なる略奪者や金と名声にしか興味が無い冒険者のことではありません。レイダースとは名高く、究極の名誉と勇敢さを信じる者です。
その価値は彼らの指導者でありハンマーフォールの戦闘の熟練者、 Owen の遺産です。

ある意味、彼らの師が彼らを Agyn Peninsula へ導いたとさえ言えます。
彼は Karthal の生まれで、その痛ましい死の直前、彼の教え子達に自らの遺灰を故郷に持ち帰り、祖先の隣に葬ってくれるよう頼んだのです。

師の遺志を悼み、彼らは一番の船に搭乗し、西へ向かうことを厭わなかったのです。彼らが降り立ったのは小さな平和な港、海沿いのSorpigal。このとき、彼らはこの旅がどれほど長く、どこへ続くのか知る由もありませんでした。

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