2013年9月7日土曜日

KILLZONE VITA 版

KILLZONE mercenary が面白かったのでレビューを。

RESISTANCE に続く VITA 二つ目の本格的 FPS です。
……え? CoD? あっ。
RESISTANCE もまぁ、悪くはなかったですよ。オンラインマルチは絶望的に浅かったですが……。

本作、ボリュームはかなり小さいです。
3800 円だって値段も考慮しないといけないでしょうが…… いや、まぁ、待った!
本作のキャンペーンは、カジュアルな操作性で激しい戦闘が楽しめ、戦略性豊かなマップも本格的なストーリーも確かに素晴らしく、もっとやりたいと思うのは自然なことでしょう。しかしキャンペーンの魅力はごく一部に過ぎません。
ごく序盤の一コマ
正直、ステータスによるとシングルプレイ一周 4 時間 26 分でクリアしました。まぁこれ、延べ時間ではないと思います。結構死にまくった時間を含めると体感的には 5-6 時間くらいと思います。
キャンペーンミッションは 4 通りの時間稼ぎ遊び方があり、まず普通にクリアするのと、隠密ミッション、精密ミッション、破壊ミッションがありそれぞれ結構やりがいがありますよ。

そもそも KILLZONE って?


地球の植民地惑星ヴェクタ。地球そっくりの美しい惑星です。
 舞台は地球の植民地ヴェクタ星と敵の母星ヘルガーン。
(地球人にとっての植民地星ってことで、地球上にヴェクタがあるってことじゃないです)
植民地ヴェクタを巡るヴェクタン/地球人と、追放されたヴェクタ開拓民の子孫であヘルガストとの戦争の物語です。
まぁ、モビルスーツが出て来ないだけで、ガンダムみたいな話ですよね。
ヴェクタの開拓民達はヴェクタ独立を宣言し、地球との戦争に負けてヘルガーンへ撤退したのでした。

まぁいまだに戦場なんですけどね。
プレイヤーはヴェクタの軍需企業の傭兵となり、いかにも UNIT13 に出てきそうな軽薄そうな顔で、戦争にまつわる裏切りの物語に巻き込まれて行きます。
序盤、ミッションは PS2 から PS3 まで続いた KILLZONE の物語の裏側を辿るものが続きます。KILLZONE2 で苦しめられたアークキャノンとか懐かしいですよね。
懐かしのアークキャノン。これにお船をドカーンとやられて落っこちました

グラフィックスと操作性

グラフィックスや操作性は文句なし。
ディファードレンダリングを駆使した独特の濃い空気感は健在ですし、 HDR もとても美しい(邪魔ですが)。
舞台はヘルガーンへ
ヘルガーンの大使館
尋問中、敵や床がドアップになるとさすがにポリゴンが少々荒いなぁとは思いますし、シーン全体でさすがに PS3 版ほどの緻密さはないですけども。

操作性はデフォルトのままやってますが今のところ不都合ありません。
アンチャーテッド VITA 版で活躍したジャイロ/加速度センサーを使ったエイミングもサポートされているようです。僕は使いませんが。

システム

今回傭兵なので、兵種は決まっていません。
装備する武器と、ヴァンガードという重量級ハイテク兵器の組み合わせで特徴づけられます。
空爆、追尾ミサイル、光学迷彩、盾……特にお勧めなのはヤマアラシというスティンガーのような追尾ミサイル、そして操縦可能な暗殺マシンであるマンティスエンジン。これは CoD シリーズなどで人気の"ラジコン" 、アレのいやらしくてしつこくてしかも空飛ぶバージョン。
マルチプレイにおいては芋スナイパーを発見してストレスを解消するのに素晴らしい活躍をしてくれます。
あと少々おかしなシステムとして、プレイスタイルや実績に応じて毎日貰えるヴァラーカードというトランプみたいなものがあります。このカードの効果で自分のプレイスタイルが補強されることがあります。
ヴァラーカードによるご利益が発生


ヴァラーカードはオンラインマルチで敵から奪うこともできて、これで謎の七並べができます。何なんでしょう。よくわかりません。
左側の○が装備中のヴァンガードで、タッチで起動します。
画面左上に表示されているのがお金です。これで武器を調達しましょう。買いそろえた武器はオンラインマルチでも使えます。オンラインマルチでお金を稼いでキャンペーンで浪費することもできますよ。

オンラインマルチ

オンラインマルチでは、マーセナリーウォーフェア(所謂DM=デスマッチ)、ゲリラウォーフェア(所謂 TDM=チームデスマッチ)、ウォーゾーン(いわゆる CTF=キャプチャーザフラッグ敵なものや、色んなモードの巡回)があります。
最大 8 人なのでデスマッチがお勧めです。これが超アツい。
BOT の類いはいませんのでご注意。
マップの凝り方は凄いものがあって、各マップ実に練り込まれています。さすが、さすが。
あらかじめ”武器庫”メニューからテーマ毎に装備を編集しておきましょう。

フレンドとの対戦

難点はアドホック対戦非対応なので、リアル友人と対戦するのに凄い面倒くさいところと、メニューやマルチプレイ時のステータス表示などがいちいちダサいところでしょうか。
今時、ボタンに書いたテキストを読まないといけないというのも、ややストレスです。まぁ慣れですかねー……。

友人とプレイする場合は、自分でルームを作ってフレンドを招待するなど標準的な方法でもできます。
VITA のトップメニューから標準の"フレンド"を起動し、リストからフレンドを選んで参加することもできます。
……が、残念ながらマッチは 4vs4 ですので、思うようにいかないことも多いでしょう。
あらかじめ VITA のトップメニューから"パーティ"を起動して遊びたいフレンドを参加させておくことで、ボイスチャットやフレンド達とまとまってマッチングを渡り歩く事も可能です。
……あっ、理論上可能ってくらいですよ。ネットワークエラーやその他諸々を考えて、果たして実用になるかどうか、試した限りではかなり悲惨でした。

というわけでざっくりご紹介いたしました。
かなりお勧めですよ。

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